2 健康・福祉の明日を育むための施策
(額は千円単位を四捨五入)(7)精神障害者ホームヘルプサービス
54万円 (保健サービス課)精神保健福祉法の改正(14年4月)で、区市町村が実施主体となったことにより実施する。精神障害者が居宅において、日常生活を営むことができるよう、精神障害者の家庭にホームヘルパーを派遣して、家事、介護等のサービスを提供する。
△対象者(次のすべての要件を満たす者)1、精神障害者保健福祉手帳を所持する精神障害者又は精神障害を支給事由とする年金給付を現に受けている者 2、精神障害のために日常生活を営むのに支障があり、家事、介護等のサービスを必要とする者 3、定期的に通院しており病状が安定していること △サービスの内容 1、家事に関すること…調理、生活必需品の買物、衣類の洗濯・補修、住居等の掃除・整理整頓等 2、身体の介護に関すること…身体の清潔の保持等の援助、通院や交通機関・公共機関の利用の援助等 3、相談及び助言に関すること…生活、身上、介護に関する相談、助言 △自己負担金 生計中心者の所得に応じ、自己負担金有り(8)重度身体障害者グループホーム運営助成 1,467万円 (障害福祉課)
住み慣れた地域の中で、利用者の状態に応じた自立生活を目指している重度身体障害者グループホームに対し、運営費にかかる経費の一部を補助する。台東区は14年度から運営費の一部補助を開始。15年度は都の事業指定などに伴い、運営費補助額を14年度の598万円から1,467万円に増額。これにより運営の安定化、サービスの質の向上等を図る。△名称 重度身体障害者グループホーム「アポロ」△場所 台東区浅草5-67-9 サンパレス1階 △入居者4名 △開設日 平成13年10月1日 △運営主体 特定非営利活動法人「りんご村」 △事業内容等 重度身体障害者グループホームとは、住宅事情等の理由により日常生活を営むのに支障のある重度身体障害者(身体障害者手帳1、2級所持者)を対象に、日常生活に適する居室及び、必要なサービス(入浴、食事)等を提供し、重度身体障害者の地域での生活を支援するもの。運営主体である特定非営利活動法人「りんご村」が民間マンションの一部を借り上げ平成13年10月に開設。
(9)痴呆性高齢者グループホーム整備助成 3,000万円 (高齢福祉課)
痴呆性高齢者が家庭的な環境のなかで、専門知識と技術を持つ職員の支援を受けながら生活することができる痴呆性高齢者グループホームの整備を促進するため助成をする。△助成内容 区内に適切な事業運営が確保できると認められる事業者が行う痴呆性高齢者グループホーム(改修型・設置型)の整備に対し、その整備に要する経費の一部を助成する。
(10)地域医療中核病院支援 10,281万円 (地域医療課)
地域医療の中核を担う病院として、昨年2月1日開院した永寿総合病院の運営に対する支援を引き続き行う。永寿総合病院は、区の要請に基づき、区内に必要な医療資源を補完し、区民に不可欠な医療機能を備える。また、地域完結型医療システムをめざす台東区の医療連携の中核的役割を果たす病院である。この中核病院は、区と民間法人である病院とのパートナーシップによりその基本理念を実現していく。病院は、その経営活力を最大限に発揮し、効率的・安定的に区民に必要な良質の医療を最小のコストで確保する。そのために、区は、病院に委ねた政策的医療を確実に維持するのに必要な時限的事業支援と、「病院運営協議会」を通じた運営の検証及びサポートを行う。本事業は、公的役割を担う病院運営の効率性・効果性を区民の立場から最大限達成しようとする取組みである。
【支援の内容】
1、政策的医療運営に関する事業支援 10,000万円 《支援対象となる政策的医療》〇産科・小児科 〇二次救急医療 〇災害時拠点医療 〇療養病床 〇集中治療機能(ICU)〇リハビリテーション 〇緩和ケア《支援の手法》支援対象医療の収支を部門別原価計算手法により把握し、運営の結果生じた損失額と補助限度額とを比較し、その小さい額を補助する。《支援の期間》
病院が政策的医療の運営に伴う負担を自立的に支えることができるまでの期間として、14〜18年度の5年間とする。
2、台東区中核病院運営協議会の運営等 281万円《運営協議会の目的》永寿総合病院が、その役割を適切に遂行していることを、客観的・合理的な視点から評価・検証し、必要な示唆・助言を行う。区の支援する病院として運営の透明性と区民に対する説明責任を確保する。《委員の構成》区民代表3名、学識経験者代表3名、保健医療関係団体代表3名、区議会代表2名、行政代表2名 計13名