1 子どもの明日を育むための施策

(4)学校完全週5日制への対応

●14年度新規事業

担当課 教育委員会指導室
予算額(額は千円単位を四捨五入)

980万円

内容説明

(1)土曜スクールの設置

 完全学校週5日制のもと、新しい学習指導要領の全面実施による、授業時数や教育内容の削減に伴い、学力低下が懸念されていることに対し、基礎的・基本的内容の確実な定着を図るために、中学生を対象に土曜スクールを開設する。生徒が主体的に学ぶ機会を充実し、学習意欲を高めるとともに、学ぶ習慣を身につけることができるようにする。

△実施主体 設置を希望する区立中学校

△会 場 各区立中学校

△実施日時例
 土曜日の午前中を基本とする
(夏季休業日中の開設も可能) 

△実施単位数
 1クラス、1教科、1時間を1単位として年間570単位以内

△対 象
 各中学校の希望生徒
(1クラス20人程度の少人数クラスを編成)

△開設教科
 基礎学力の向上を目的とした本事業の趣旨に添い、例えば国語、数学、英語等の基本的な教科
(教材等については、教科書及び副教材を活用)

△指導内容
 授業の補充的な内容・・基礎的・基本的な内容の確実な定着のための繰り返し学習等
 授業の発展的な内容・・関心・意欲を高める応用・発展的な学習等

△開設回数
 生徒の実態に応じ開設回数を各校で検討する。

 ・各学年2クラス(基礎・基本クラス、発展・応用クラス)開設したときの年間単位数
  20週×3時間×2クラス×3学年=360単位

 ・各学年1クラス(基礎・基本クラス)開設したときの年間単位数
   20週×3時間×3学年=180単位

△指導者
 外部講師(教員免許を持つ指導者)
 大学生・大学院生によるボランティア

(2)イングリシュ・カンバセーション・クラスの設置

 国際化の急速な進展に伴い、異文化を理解する態度、英語で積極的にコミュニケーションを図る能力を育成することが緊急かつ重要な課題である。本区においては、各中学校に外国人英語指導助手を派遣し英語教育の充実を図っているところであるが、さらに希望する中学校に「イングリッシュ・カンバセーション・クラス」を設置し、希望する生徒を対象に、土曜日等に外国人英語指導者の指導による英語会話の学習の機会を提供することにより、生徒の学力向上に資する。

△実施主体 希望する区立中学校

△会 場 各区立中学校

△実施日時
 夏季休業日中に集中的に一週間程度実施し、一日8時間を基本とする。

△指導内容
 聞くこと・話すことを中心としたコミュニケーション活動(ペアやグループでの、言語の使用場面に応じた会話等)
 教材は、通常の授業で実施する英語の教科書及び指導者の作成するワークシート等1クラスの人数は、外国人英語指導者1名による活動を中心とした指導であるので、20名程度以内が適当である。

△指導者
 外国人英語指導者(英語を母語とし、教育に携わる資質を有する者)とし、派遣業者に委託する。