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令和元年度奏楽堂日本歌曲コンクールが開催されました

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更新日:2019年5月27日

第26回作曲部門 第30回歌唱部門

 令和という新しい時代に入ってから最初の「奏楽堂日本歌曲コンクール」の本選会が、日本最古の音楽ホール“旧東京音楽学校奏楽堂”で、5月26日(日曜日)に開催されました。
 これまで優れた歌曲作品と優れた歌い手を輩出してきた当コンクールは、今回で30周年を迎え、日本歌曲に特化した権威あるコンクールとして全国から応募があり、下記のとおり入賞者が決定しました。

第26回作曲部門

第一位

山中やまなか 惇史あつし
作品名《風三章》

第二位

麻生あそう 海督かいと
作品名《ごびらっふの独白》

第二位

箭内やない 明日香あすか
作品名《ましろの月》

中田喜直賞

箭内やない 明日香あすか

畑中良輔賞

麻生あそう 海督かいと

第30回歌唱部門

第一位

田坂たさか 蘭子らんこ(中田喜直賞 木下記念賞《金》同時受賞)

第二位

紀野きの 洋孝ひろたか(木下記念賞《銀》同時受賞)

第三位

西村にしむら 知花子ちかこ(木下記念賞《銅》同時受賞)

奨励賞

並木なみき まどか

奨励賞

たけ 記好のりこ

審査員特別賞

藤本ふじもと 保江やすえ

優秀共演者賞

宮脇みやわき 貴司たかし

畑中良輔賞

岡田おかだ 和奈かずな

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台東区立旧東京音楽学校奏楽堂の略歴

 明治23年に創建された日本最古の音楽ホールで、東京音楽学校(現・東京藝術大学音楽学部)の校舎として使用されていましたが、台東区が譲り受け、現在の地に移築・復原しました。昭和62年に「旧東京音楽学校奏楽堂」として開館し、翌年には重要文化財に指定されました。以降、“クラシック専門ホール”として運営しておりましたが、平成25年4月から耐震補強と修復のため休館し、平成30年11月にリニューアルオープンしました。

奏楽堂日本歌曲コンクールの概要

歌唱部門創設の経緯

 平成2年(1990年)の5月に、奏楽堂が創立百周年を迎えるにあたり、黛敏郎氏や畑中良輔氏をはじめとする音楽家や、諸機関の協力を得て、「奏楽堂日本歌曲コンクール」が開催されることとなりました。日本歌曲のみを対象としたコンクールは極めて珍しく、審査委員が20名前後という規模も前例のないことでした。
 20歳以上であれば誰でも参加可能で、書類選考などの事前審査は行わず、第一次予選参加者全員が、奏楽堂の舞台に立って、歌を披露します。審査の様子は第一次予選から本選まですべて一般公開です。
 こうした運営方法には、瀧廉太郎、山田耕筰等の先達によって花開いた日本の芸術歌曲を、一部の専門家だけではなく、多くの方たちに親しんでもらおうという願いが込められています。
毎年、日本全国から200名近くの歌い手が参加し、今年で30回目を迎えました。

作曲部門創設の経緯

 日本歌曲の発展のためには、演奏だけではなく、新たな日本歌曲の創造も併せて活発化させる必要がありました。
 平成6年、奏楽堂日本歌曲コンクールが軌道に乗り、五周年を迎えるのを記念し、コンクール創立時からの念願だった作曲部門が創設されました。
 作曲部門では、日本語の詩による独唱歌曲の作品を集い、競わせることで、新しい日本芸術歌曲創造の機運を起こすことが最大のねらいです。今年で26回目を迎えました。

※コンクールに関する映像の提供をご希望の場合は、下記へお問い合わせください。

お問い合わせ

公益財団法人 台東区芸術文化財団 台東区立旧東京音楽学校奏楽堂

電話:03-3824-1988

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