性感染症のQ&A
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更新日:2023年2月24日
Q1.性感染症は性交以外でもうつりますか?
口腔や腸は粘膜で覆われているため、口腔性交(オーラルセックス)や肛門性交(アナルセックス)などでも感染します。
また、B型肝炎ウイルスなどの、血液を介して感染する病原体も、粘膜などの目に見えない程度の小さな傷から血液中に侵入し、感染する可能性があります。これらの病原体は、注射の回し打ちや、刺青、ピアスの穴あけなどでも感染する可能性もあります。
性感染症は一回の性行為でも感染する可能性があります。確実な感染予防がもっとも重要です。
Q2.ピルは性感染症の予防に有効ですか?
避妊などに使われるピルは性感染症予防には全く有効ではありません。
予防には病原体との接触を避けることが第一です。その点で、精液や膣粘液などの病原体が粘膜に侵入することを防ぐことから、コンドームは性感染症の予防に一定の効果があります。
Q3.コンドームさえ利用していれば、感染はしないのですか?
コンドームを正しく使用すれば、避妊、性感染症予防に有効です。
射精前後にも少量ながら粘液・精液が分泌されており、それを介して性感染症に感染する可能性があります。オーラルセックスやアナルセックスを含め、性行為の前にコンドームを装着しましょう。
Q4.性感染症の検査を受けようと思うのですが、恥ずかしくて踏み切れません。
台東保健所では、匿名・無料でHIV・梅毒検査を実施しています。
検査の結果、感染していることが分かった場合には病院への紹介も行っています。
まずは、保健所で匿名・無料で検査を受けてみましょう。
また、その他の性感染症(梅毒・クラミジア等)につきましては、以下のホームページにて検査会場をご確認ください。
Q5.治療すれば免疫ができて、再感染はしないですよね?
それは間違いです。性感染症のほぼ全ては、過去に感染したことがあっても、免疫はできず、何度も感染します。
治療を行っても、同じ性感染症に感染する可能性は十分にあります。
治療後でも治療前でも、感染予防は重要です。また、性感染症の治療で忘れてはならないのはパートナーの存在です。自分が性感染症であった場合には、パートナーにも感染している可能性があります。パートナーが感染していては、自分だけが治療しても再度感染することになります。
自分が感染していることが分かったら、必ずパートナーにも検査を受けるようにすすめてください。
お問い合わせ
台東保健所 保健予防課感染症対策担当
電話:03-3847-9476
ファクス:03-3847-9424