東京藝術大学との連携に関する協定が結ばれました

平成20年10月24日

　台東区と東京藝術大学は、昭和56年から学生の優れた卒業制作を表彰する「台東区長賞」の創設をはじめとして、旧東京音楽学校奏楽堂の移築、コンサートの実施、上野タウンアートミュージアムなど美術・音楽の分野を通じて様々な交流・連携事業を行っています。
　今回、大学にとっての地域貢献、区にとっての知的財産等の活用による地域活性化等を目的として、「東京都台東区と国立大学法人東京藝術大学との連携に関する協定」を結ぶことになりました。調印式が10月24日午後6時から浅草ビューホテルで行われ、吉住　弘・台東区長と宮田　亮平・東京藝術大学学長が協定書に署名しました。
　吉住区長は「東京藝術大学は芸術の高等教育を行う唯一の国立大学であり、我国の芸術を牽引するリーダーでもあります。本協定は、このような素晴しい大学の知的財産と人材の力が台東区に注がれ、文化が息づく豊かな地域社会を構築するための強固な基盤となるものであります。今回の協定により、今後、産業や教育など区政の幅広い分野へと発展させていくとともに本区の芸術・文化をさらに高めていくために、全力を挙げて取組んで参ります」とあいさつしました。
　これを受けて宮田学長は「藝大は人とのおつきあいを大切にしています。人情あふれる台東区とさらに連携を深め、ときめきを持つ文化を発信していきたいと思います」とあいさつし、この連携による今後の抱負を語りました。

東京藝術大学、台東区、墨田区が連携して、東京スカイツリーによって注目を集める浅草と東京スカイツリーを結ぶ地域の魅力を、観光の視点を採り入れた様々なアートを通じて発信するプロジェクトです。東京スカイツリーのビューポイントにアート作品を設置する＜アート環境プロジェクト＞ 、地域を会場に展覧会やコンサートなどを展開する＜隅田川Art Bridge＞により構成され、平成22～24年度にかけて実施されます。

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